少年刑務所のいじめはやばい?その真相を刑務所別に詳しく教えます
はじめに
刑務所は大きく区分すると少年刑務所、初犯刑務所、再犯刑務所、交通刑務所、医療刑務所があります。さらに区分すると懲役8年以下の刑務所と懲役9年以上の刑務所があります。
どの区分の刑務所に入所するかでいじめに遭遇する割合や悪質性も変わってきます。
そこでこの記事では、刑務所のいじめについて刑務所別に詳しく解説します。
最終更新日:2024年6月25日
初犯刑務所のいじめは?
一番いじめに遭遇しにくい刑務所は懲役8年以下が集まる初犯刑務所です。初犯刑務所とは、初めて刑務所へ入所する26歳以上の受刑者だけが集められた刑務所です。
その中の一部の初犯刑務所では、暴力団の受刑者は入所できない施設もあります。栃木県にある喜連川社会復帰促進センターなどがそうです。
初犯刑務所は初めて刑務所に来た人がほとんどで、年齢も26歳以上と大人であること、比較的不慣れな場所で受刑生活が始まることから、よっぽど低脳な受刑者以外誰かを安易にいじめてやろうとは思いません。
初犯刑務所でいじめが全くないかと言えば嫌味を言ってきたり嫌がらせをしてくる受刑者も確かにいます。
ただ、暴力を振るったりするような悪質ないじめはほとんどありません。
嫌味や嫌がらせをしてくる受刑者が多いのは経理工場です。
作業の覚えが遅かったりもたついてる受刑者へ嫌味を言ったり仲間外れにしたりとそういったいじめはそこそこあります。
そういったいじめに遭いたくない人、仕事覚えが苦手な人は経理工場を希望しないほうが良いかと思います。
経理工場は比較的仕事ができる受刑者が集まってるからです。
再犯刑務所のいじめは?
再犯刑務所とは、刑務所に入所するのが2回目以上の受刑者が集まる刑務所です。初めて刑務所へ入所する人でも、暴力団の人は1回目から再犯刑務所へ行くこともあります。
その為、再犯刑務所は暴力団関係の受刑者が多くいます。割合で言うと10人に1人くらいは暴力団の受刑者ですね。
入浴の時にわかりますが、背中に刺青を入れてる50〜70代の受刑者が本当に多くいます。
暴力団関係の受刑者は刑務所内では優しい人や礼儀正しい人が多いです。よっぽど何か言わない限りは脅してきたりとかそういったことはないかと思います。
再犯刑務所も悪質ないじめはほとんどないのが現実です。
医療刑務所のいじめは?
医療刑務所は、精神疾患のある受刑者や末期の癌患者の受刑者などが移送される刑務所です。そういった受刑者ばかりなので医療刑務所でもいじめはほとんどないはずです。
ただ、違う意味で狂気に満ちた刑務所だと思います。
懲役9年以上が集まる刑務所のいじめは?
初犯刑務所、再犯刑務所の懲役9年以上の受刑者が集まるロングの刑務所は、懲役8年以下が集まるショートの刑務所よりもいじめが比較的多いです。懲役15年前後の受刑者が多く無期懲役の受刑者も多くいるからです。
犯した罪も非常に重い物となり、生命犯、放火犯、強制性行など凶悪犯の集合体と言っても良いでしょう。
暴力などの悪質ないじめはほとんどありませんが、刑期が短い懲役10年程度の受刑者に対する嫌がらせや嫌味などは多々あります。
ロングの刑務所には懲役20年以上や無期懲役も多くいる中、10年前後の刑期はもはやションベン刑です。
そういった受刑者に対して羨ましくも思うわけです。その為、僻みから仲間外れにしたりそういった類のいじめが多くあります。
強制性行などの性犯罪の受刑者も多くいて、刑務所では性犯罪者に対してのいじめが多い傾向にあります。
性犯罪者のことを刑務所ではピンクと呼びます。
性犯罪を犯した受刑者が安易にピンク犯と漏らしてしまうとその瞬間からいじめの標的になりやすいです。
性犯罪を犯した受刑者は本当のことは言わないほうが刑務所生活を少しでも快適に過ごす為のコツとなります。
少年刑務所のいじめがやばい!
刑務所のいじめと言えば少年刑務所です。少年刑務所だけは他の刑務所とは異質で異なり、いじめの内容も本当かよ!ってくらい悪質性が高いです。少年刑務所は20〜25歳までの受刑者が集められた刑務所のことを言います。
実刑判決になった時、この年齢に属する受刑者は必ず少年刑務所へ行くことになります。
刑期が長い受刑者は26歳になるまでは少年刑務所で受刑生活を送り、26歳になると成人の刑務所へ移送となります。
少年刑務所の特徴は、20代前半の受刑者ばかりで精神年齢も低く未熟でストレスなどに対して我慢できない受刑者が多くいます。
その為、自分のストレスを解消する為にいじめをおこなったり、悪質性の高い嫌がらせをする受刑者が多くいます。
また、それが連鎖的に起きるという特徴もあります。
いじめが多くなる要因として少年刑務所は雑居部屋が多くある点です。
刑務作業中はオヤジが常に監視してるのでなかなかいじめをおこなうことができません。オヤジが常には監視してない居室でのいじめが多くなります。
定期的にオヤジは各居室を見回りますが、いじめをおこなうときは必ず雑居部屋にいる誰かが見張り役をやります。
その為、オヤジからすれば決定的な証拠がなかなか掴めません。明らかにいじめてるだろうと察しても証拠がないことから積極的に動こうともしないのです。
この点が少年刑務所の問題点でもあります。
但し、いじめに遭ってる受刑者がしっかりとオヤジに報告をすれば調査にはなるはずなので、おそらく多くの受刑者はなかなか言えないのでしょう。
いじめに遭ったら我慢せずにオヤジに報告することが刑務所生活を送るうえではとても大事になります。
少年刑務所で実際にあるいじめの内容は以下になります。
- シャリ上げ(麦飯を取り上げること)
- 腹パン
- 麦飯に洗剤などをかける
- 自慰行為の強要
- 便器の水を飲ませる
この辺のいじめは割と有名で、少年刑務所で生活した多数の受刑者が経験してるそうです。
ほとんどが入所してきた新人へおこなういじめで、基本的には一ヶ月程我慢すればいじめはなくなるようです。
喧嘩慣れしてる人などはそういった行為を拒否したり、場合によっては喧嘩をして懲罰をもらい独居へ行くという方法を取るそうです。
実際にいじめてた側の話では、明確に拒否をすればいじめの標的にはならないそうです。
少年刑務所の中でも特に酷いのが宮城や川越の少年刑務所が有名です。
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まとめ
事前にいじめの対処方法を知っておけば、そこまで恐れる必要はありません。気の弱い人だとなかなか言い出せなかったり拒否できない受刑者もいるでしょうが、オヤジにしっかりと報告すれば解決に至るはずです。
どうしてもこの受刑者とは一緒に生活したくない場合などは、わざと懲罰を受けるという方法もあります。
その一番手っ取り早い方法が作業拒否です。
朝食後、出室の号令が掛かっても居室から出ないで作業を拒否すれば連行されて調査となります。
一ヶ月近く調査されて最終的には一番軽い戒告の懲罰を受けます。
懲罰を受けたら新しい工場へ行くことになるので嫌いな受刑者と会うことはなくなります。