刑務所の面会は誰でもできる?差し入れは?注意点を詳しく解説

はじめに

家族、親戚、恋人、友人、会社の従業員などが刑務所に収監されてる場合、面会には誰でも会いに行けるのでしょうか?

差し入れは何ができるのでしょうか?

そこでこの記事では、刑務所の面会、差し入れ、注意点などについて詳しく解説します。

最終更新日:2024年6月25日

刑務所で面会ができる人は?

刑務所で面会ができる人は、その受刑者が面会を許可してる人物のみに限られます。

刑務所に入所すると必ず面会許可人を書いて提出します。

注意点としては、家族であろうと受刑者が面会を拒否してる場合、面会許可人リストに名前がない場合は面会することができません。

面会が許可されるのは受刑者の家族、叔父、叔母、内縁者のみとなります。

恋人、友人、会社の同僚や社長などは、たとえ受刑者が面会を希望しても面会することはできません。

また、受刑者が暴力団に属してる場合、親族であっても面会に制限がかかる場合もあります。

手紙は出せる?

親族、親戚はもちろん、恋人、友人、会社の同僚や社長が手紙を出すことはできます。

但し、受刑者がどこの刑務所に収容されてるかを知ってることが大前提となります。

受刑者が暴力団に属してる場合は、手紙も制限されますので家族以外は手紙も不可となります。

手紙の出し方は、受刑者が収容されてる刑務所に直接電話で聞いたほうが確実です。記述例が刑務所で異なる可能性があるからです。

基本的には受刑者の氏名と収容されてる刑務所がわかれば手紙を出すことはできます。

届いた手紙の内容は事前に刑務官が検閲して問題がなければ受刑者に手渡されます。

刑務官が手紙を渡す時、受刑者に対して「○○さんから手紙届いてるけど知り合い?」などと聞かれます。

受刑者が知ってる人なら問題ありませんが、悪戯で手紙を送る可能性もあり得ることから、知り合いでないとなった場合は手紙は受刑者に渡りません。

差し入れは何でも持って行ける?

刑務所へ面会に行く時に差し入れをすることも可能です。

差し入れができる品物は以下になります。

  • 現金
  • 刑務所内で販売されてる品物
  • 本(雑誌、漫画本、小説など)
  • 出所時に必要な物(衣類、靴、鞄など)
現金は上限があり最大100万円以内と決まりがある刑務所もあります。

生活用品は刑務所が定めた物に限定されるので、歯ブラシ、シャンプー、石鹸などは刑務所の売店で販売されてる品物のみとなります。

体や顔を拭くタオルのみは長さに制限がありますが、規定の長さであればAmazonなどで購入して差し入れすることも可能です。

受刑者の間では黒色のタオルが人気で、黒色のタオルを所持しているとひとつのステータスになります。

本は1回の差し入れで3冊までと制限があります。

刑務所によって何冊までOKかは異なるかもしれませんが、本と現金は郵送でも差し入れすることができるので週に1回など定期的に送ることも可能です。

出所時に着る服、下着、靴などに制限はありません。ブランド物でも原則何でも差し入れが可能です。

衣類などは出所時まで金庫に保管されます。

郵送での差し入れは友人や恋人なども送ることが可能です。

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まとめ

家族なのに面会できなかった場合、どうしても受刑者と会いたい場合は手紙を書いて面会許可人として申請してくれるように頼みましょう。

受刑者がうっかり面会許可人の欄に家族の名前を書き忘れてる場合もあり得るからです。

それでも許可されない場合は今は会いたくないんだと思われます。

受刑者となるとこんな姿を家族に見せたくないと思う受刑者もいるはずです。

受刑者の家族は定期的に手紙を送ることが受刑者への一番の力となります。

遠方などで面会に行けない家族もいるでしょうが、手紙はとても喜ぶと思うので可能な限り手紙は出してあげると良いかと思います。
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