パチンコの打ち子バイトの内容と給料を実体験をもとに詳しく解説

はじめに

Twitter(現X)で「パチンコ 打ち子」と検索すると多数のバイト募集があります。

パチンコの打ち子軍団で最も有名なのがエクセルジャパンですが、おそらくその次に規模の大きい軍団の打ち子募集に実際に応募してみました。

そこでこの記事では、パチンコの打ち子バイトの内容や給料を実体験をもとに詳しく解説します。

最終更新日:2023年10月1日

パチンコの打ち子は誰でもできる?

打ち子募集の欄には、やる気があれば初心者や女性でも歓迎など、あたかも誰でもできるかのような謳い文句で募集してますが、結論から言えば、パチンコ初心者には不向きなバイトです。

仮に私が打ち子をまとめるグループの班長だとしたら、パチンコのスキルが著しく低い人、見込みが全くない人が来たら、申し訳ないけどその日のみで切ります。

スキルとは、大当たり中のオーバー入賞狙い、電サポ中の止め打ち、主にこの2点になりますが、これらがプロと同レベルにできる必要性はないです。

但し、やり方を教えた時にどの程度の理解力があるか、一ヶ月あればある程度は習得できるかなど、見込みがあるかないかで大きく変わってきます。

例えば、通常時の保3止めはわかりますか?と聞いた時、わかりませんだと見込みはないと判断できます。

わかりますが当たり前の話で、この時点でわからないようなレベルの人だと育てるまでにかなりの時間を要します。

プロを育成する場であるならもちろんどんな初心者でも歓迎ですが、打ち子というのは給料を貰うわけで、その価値に最低限見合ってなければなりません。

このように書くと、打ち子はそこそこのスキルがないとできないのか?と思われるかもしれませんが、そういう訳ではなく「やる気」というキーワードが最重要になります。

本当に打ち子として稼ぎたいと思うなら、今はできなくてもパチンコに関しての最低限のことは事前に調べたりしてるはずなのです。

通常時の保3止めの意味すら知らない人が、本当に打ち子を長く続けてくれるでしょうか?

ただお金がなく、その場凌ぎで今すぐお金が欲しい、パチンコを打つだけなんて超楽じゃん!そんな人はほとんど長続きはしないし大抵は一日で辞めるでしょう。

逆に、オーバー入賞狙いがうまくいかないけどやり方はなんとなく理解してる、止め打ちは全くできてないけど必死に開放ごとに止めたりしてるなど、やる気はありそうだと感じ取れたら、私なら時間をかけてでも育てる覚悟で使い続けます。

あくまでも私がグループの班長ならの話で、全ての打ち子軍団にそれが当てはまるかと言えば一概には言えません。

同じ軍団であってもグループは多数あるので、そのグループの班長によっては使えそうにないと感じたらやる気があろうとその日で切るだろうし、性格の悪い班長なら、あまりにももたついてると暴言を吐く人も中にはいるようです。

その為、パチンコの打ち子をしてみようと思う人がいるのなら、あまり甘く考えて応募はしないほうが良いかと思います。

パチンコ初心者にはそこそこハードルは高いです。パチンコのスキルもそうですが、それ以外にも面倒くさいことが多々あるからです。

イメージ的にはただパチンコを打っていれば良いと思われがちですが、データをこまめに送るのが慣れてない人には手強いです。

データというのは回転率出玉ですが、通常時は常に回転率と大当たり出玉を入力します。

データ入力はレベルの高い軍団ほど例外なくエクセルのアプリを使用してます。

アプリ上で回転率と平均出玉などの数値を入力すると、瞬時に期待値や持ち玉時給などが算出されます。

アプリは共有できるので、グループの誰かが入力した数値を共有して見ることができます。

エクセル作成のアプリは多数あり無料でダウンロードできますが、パチンコに関するあらゆる計算式、エクセルの知識が多少ないと自分で作成するのは少し難しいかもしれません。

それとは別に、回転率をLINEでこまめに送ったりもするので想像以上に面倒くさいです。

パチンコは回してナンボの所があるので、入力に集中してしまうと手を止めてしまったり、慣れないとなかなか打ちながらデータをこまめに送ったりするのは大変です。

玉も共有するので、持ち玉ができた人から玉を貰う為にLINEで知らせたり、店にはプロ軍団だと知られない為の工夫もしたりします。

防犯カメラからスマホの画面が見えないように、スマホの明るさをあらかじめ最も暗く設定したりもしてます。

ただパチンコを打つだけの仕事、遊び感覚でお金が貰えると思ったら大間違いなので、これからパチンコの打ち子のバイトをやってみようと思う人がいたらその点をよく考えたうえで応募したほうが良いでしょう。

基本的にはどんなに使えない人が来たとしても、一日やりきればほぼ必ず日給は日払いの手渡しで貰えます。

あまりにも使えない人で、途中で帰れと言われた場合は、おそらく時給換算で稼働した時間分だけ貰えます。

使えないから支払いはしないという軍団があるなら、それは間違いなくパチプロの打ち子軍団ではなく単なる素人グループです。

本物のプロ軍団であればあるほど、パチンコの知識や技術はもちろん、お金に関しては意外にもちゃんとしてるのでほぼ必ず約束の日給は貰えます。

はなから一日だけやって日給8000~9000円貰おうと思う人には、ある意味では一番手っ取り早く稼げるので良いかもしれませんが。

ただ、軍団で打ち子を募集してるのは大概同じ軍団のグループが多数居て、横に繋がってるケースが多々あるので気を付けましょう。

東京だとまともなプロ軍団はエクセルジャパンを含めて3つくらいしかないと思います。

Twitter(現X)を見ると沢山の軍団が募集してるように見えますが、大抵は同じ軍団で、各グループの打ち子らが募集しておりプロ軍団の数自体は意外と少ないです。

以上をまとめると、打ち子のバイトは最低限のパチンコの知識とスキルがある人、具体的に言えば通常時の保3止めは最低限できて、上手い下手は問わずオーバー入賞狙いのやり方、電サポ中の止め打ちをやる意味が理解できてる人。

この辺がクリアできてれば、途中で帰れなどは言われないはずなので、最低限一日は稼働できて約束の日給は貰えるはずです。

打ち子のバイトは必ずスマホが必要になります。データ入力やグループとのやり取りで必須になりますので、スマホが利用できない人はできません。

パチンコの打ち子のバイト内容は?

私は現役のパチプロですが、一度だけブログ用のネタにと思い数年前に打ち子のバイト募集に応募してみました。

その時のやり取りを含め、一日のバイト内容、給料、班長のパチンコの腕前などをプロ目線から実体験をもとに詳しく解説します。

まず、Twitter(現X)でそこそこまともそうな所にLINEで「打ち子希望」というメッセージを送りました。

その時、簡単なプロフィールやパチンコ歴、週に何日稼働できるかなどを始めに書いておいたほうがスムーズに話が進むかと思います。

Twitter(現X)のアカウント上に、LINEのIDを直接載せてる所のほうが本物のプロ軍団の可能性は高いと思います。

LINEの返信は割かし早く、数回やり取りしてその日の内にLINEのみで打ち子としての採用が決まりました。

エクセルジャパンは必ず事前に直接会って面接があるので面倒くさいです。明日にはすぐバイトをしたいと思う人は避けたほうが無難かと思います。

但し、エクセルジャパンは間違いなく日本一の打ち子軍団なので、面接が通り採用となれば他の軍団よりかなり安心してやれるはずです。

暴力などは間違いなくないはずで、給料も確実に貰えるのでこの辺はかなり安心できるかと思います。

エクセルジャパンの守谷会長の知名度も高く、悪質なことはなかなかできないはずなので。

その分、パチンコのスキルや知識は他の軍団より多少問われるかもしれませんね。

全くのパチンコ未経験者は論外で、ボーダー理論がどういったものかを最低限理解してない人には若干採用のハードルは高いかもしれません。

話を戻しますが、明日何時にどこどこの駅に来て下さいと言われたので、当日約束の時間までにその駅へ向かいます。

必要な物は、スマホと顔付きの身分証だけです。軍資金などのお金は一切必要ありません。保証金などの名目で何かしらのお金を要求する場合、100%詐欺ですので絶対に支払いはしないように気を付けましょう。

駅に到着して、着きましたというLINEを送ります。服装を教えてくれというメッセージが来たので教え、軍団のグループの班長が声をかけて来ました。

班長の見た目は30代、いかにもパチプロにいそうなタイプでした。お互い敬語で、偉そうだったりとかそういった威圧感は感じません。

まず始めに、身分証をスマホのカメラで撮影されます。直接顔を撮影されたりとかはなかったです。

稼働中はエクセルのアプリを共有して使うので、そのアプリのコードがLINEで送られて来ました。使い方の説明を軽く受け、後は世間話をしながら抽選の時間を待ちます。

この日はスロパチステーションの演者が来店するイベントで、そこそこ熱い日とあって並びは800人くらいでした。

私の抽選番号は200番台。再整列をして開店を待ちます。

開店して店に入り、パチンココーナーで班長を待ってると、とりあえず着いて来てということなので班長の後を追います。

北斗無双を一通り見てるようですが、既に席はほぼ埋まってました。自分以外にももう一人打ち子がいましたが、その人は抽選番号が良かったらしく北斗無双をおさえたようです。

もう一人の打ち子は、この班長のグループでそこそこ長くやっているようでした。

班長は慶次漆黒の島を見て、空いてる2台を指し、隣同士で座りこれを打つことになりました。

台選びに関して感じたことは、おそらく釘はそこまで吟味するタイプではないということ、イベント狙いで釘が開きそうな機種に限定してヘソだけを見て選んでると感じました。

この点は軍団特有の、全台全機種の釘を吟味するというよりは、あらかじめ機種を限定し、ヘソだけを見て開いてたら打つというそれ程釘読みのスキルがなくてもできるやり方ですね。

確かに1000人近く並ぶイベントで、1台1台じっくり見る余裕はなかなかありません。

当時は北斗無双へまず行くのが最もの判断であり、次点で慶次漆黒も妥当です。ただ、少々台選びは甘いかなとも感じました。

慶次漆黒はほとんど空き台で、もう少し他の台もよく見る余裕はありましたので。私のスキルを見る為に、初日は隣同士というのは妥当なのである程度は妥協したのかなとも思えます。

そしていよいよ実戦です。

まずスマホの液晶を暗く設定してという指示をもらったので最小にします。

地方ではあまりありませんが、東京などの都市部ではプロ軍団を店側が極度に嫌う傾向にあるのでこの辺はかなり用心深くやります。

軍団だとバレないように、店内では露骨に互いに会話をすることはほとんどありません。極力他人のフリをするような、ワイワイと仲良く会話しながら打つということはしません。

貯玉の会員カードを渡され、これでとりあえずは打ってとのことなので貯玉でのスタートです。

1000円分ごとに回転率をLINEで報告します。LINEには、18回転なら18とだけ入力して送ります。これは私に限らずグループみんなが行ない共有することです。

会員カードの貯玉が尽きたら、もう一人の打ち子がカードに玉を分配して持ってきてくれました。

このホールは換金ギャップがあるので持ち玉が利用できる間はグループ内で共有します。

更に打ち続け、2万円分くらい投資した所で初当たり。私はオーバー入賞狙いは楽々できるのでこの辺は全く問題なしでした。

この店は、大当たり出玉が上部の液晶に表示される店なので表示された出玉をアプリに入力します。

アプリの操作は、遊技してる機種名を選び、回転率と大当たり出玉を入力すれば、期待値や持ち玉時給などパチンコにとって重要な数値がエクセルのアプリに表示されます。

慶次漆黒は割かしオーバー入賞が決まりやすく、平均で半分以上は決まり回転率も22回くらい。出玉共有OKなホールなので日当20000円はありそうな感じの台だったので続行となりました。

慶次漆黒はほぼ初打ちでしたが、電サポ中の止め打ちは開放パターンが単調だったので私なりの止め打ちをしていたら問題なしと言われそのやり方で消化します。

電サポ中は1個戻しなので玉増えはしませんが、止め打ちしても最大30個前後減ることもあり、キープするのがなかなか難しく毎回玉は少なからず減ってます。班長も同じく減っていましたね。

なんだかんだで慶次漆黒が良さそうだということで、もう一人の打ち子も北斗無双をやめて慶次漆黒に移動します。

このグループでの打ち子は、班長含め昼休憩はありませんでした。タバコ休憩も夕方くらいに1回だけ貰いましたが、基本的にはないと言ってましたね。

昼飯休憩やタバコ休憩はグループの班長によって違いがあるかと思われます。

最終的にはもう一人の打ち子が一番時給が高い台を打てて、私は持ち玉時給で2000円弱という台でした。

さすがに強イベントだけあって、慶次漆黒はおそらく当たり島のようでしたね。

実際の出玉は私が一番出したのはご愛敬。319のスペックで初当たり8回と恵まれてトータル出玉は2万発オーバー。

慶次漆黒は転落タイプなので電サポ割合が多く、当たってしまうとその分通常時があまり回せなくなります。

もう一人の打ち子は初当たりに恵まれず実収支は大きくマイナスでしたが、その分通常時を沢山回せたので仕事量は稼げてました。

1回限りの打ち子でツキは使いたくないものです。笑

このグループでの稼働は、本来は開店から21時30分までのようですがこの日は21時であがりで良いと言われました。

最後は稼働記録として、実際の出玉数と液晶の大当たり回数などをスマホで撮影して班長にLINEで送ります。

出玉のカードは私自身で換金するとのことなので、渡された会員カードに5000個だけ貯玉して、残りは景品交換し換金も自分でおこないました。

ここで換金してバックレることは十分可能だと感じましたね。この辺はリスク管理が少々甘いんではないかと思います。

稼働が終わったら店内の喫煙所で説明を受けて、そこで一時解散となります。景品交換の時はもちろん、換金所まで班長は着いて来ませんでした。

換金したら待ち合わせ場所の店の前で合流し、店から離れた場所に移り換金したお金と会員カードを班長に渡します。

そして約束の日給を貰い、明日もお願いしますとのことでしたが、当然一度きりと決めてたのでこの日でやめました。

このグループは、日給は研修期間中が9000円で、通常はLINE操作が慣れて一人でも稼働ができるまでの3日程度は研修期間中となるようです。

研修期間が終わると日給は10000円になるようです。今のご時世、どこの軍団も日給の相場は9000円前後スタートの最大で12000円程度となります。

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まとめ

班長はオーバー入賞も止め打ちもプロ級でしたね。オーバー入賞狙いは一々止めて捻ることはせずに、徐々に弱めて行き最後に捻るやり方。

釘読みのスキルはわかりませんでしたが、諸々考慮してもプロレベルだと思います。

ひとつ気になったのが、班長の通常時のストロークに関すること。

班長はストロークで回転率はたいして変わらないから意識しなくて良いと言ってましたが、この発言から推測すると、凄腕プロとまでは行かないレベルだと察します。

間違いなくストロークひとつで機種によっては1回転前後の回転率は変わりますので、この辺は甘いかなと個人的には感じました。

慶次漆黒は間違いなくかなり強めのストロークがベストなので。

オーバー入賞狙いや電サポ中の止め打ち、捻り打ちなんかは、実機を中古で購入して練習を重ねれば誰でも一ヶ月程度でプロ並みになります。

凄腕プロは、技術介入は当たり前であり、どちらかと言えば高精度な釘読みができたり、ストロークもそうですが細かな点に目が行き届いてます。

おまけポケットの釘や台のネカセ具合に至るまで、一切の妥協はなくあらゆる面から期待値の高い台を探します。

実際にパチンコの打ち子のバイトをやってみましたが、なかなか面白い経験ができました。時間はあっという間に過ぎましたね。思った以上に楽しかったです。

パチンコが大好きでそこそこのスキルがある人には天国のような日払いバイトかもしれませんね。

パチンコの打ち子のバイトに興味がある人は是非参考にしてみてください。
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